「熱狂」とはなにか。この言葉を辞書で引いてみると「血をわきたたせ、狂わんばかりに夢中になること」とある。
仕事柄、ライブなど人々が熱狂する瞬間によく立ち会う。
そういう現場にいると「熱狂させる人」(アーティストなど)はもちろん、「熱狂する人」たちのことも気になってしまう。「なぜこの人はこんなに熱狂されるのか?」「なぜこの人こんなに熱狂しているのか?」
熱狂はエンターテイメントから生み出されることがとても多い。音楽、映画、演劇、ゲームなど。
人は理屈ではなく本能に直接届くものに熱狂しやすいという特性があるからだ。
では「熱狂させる人」と「熱狂する人」の間には一体なにがあるのだろうか。「熱狂の正体」は一体なんなのだろうか。
結論から言うと、熱狂の構成要素は大きく分けて2つと筆者は考えている。
一つ目は高ぶる感情。
二つ目はそれらを表現する手段
音楽に関して言えば、楽しいときに聞きたくなる曲、悲しいときに聴きたくなる曲、のんびりしたいときに聴きたくなる曲など、それぞれの場面において、みなさんのお気に入りの1曲があるだろう。それこそがまさに熱狂であり、これらを熱狂の構成要素に当てはめてみると、
一つ目は場面ごとの感情
二つ目はメロディや音、歌詞、奏でる人の佇まい
と定義できる。
より多くの熱狂を集める音楽=大ヒットソング となるわけだが、この二つの要素が両立してなければ、その状況は生まれない。
今度はCODE FRIENDSに当てはめてみよう。
一つ目はこんな作品を作ってみたいという感情
二つ目は講義やFRIENDS EDITOR などのツール
と定義できる。
まずは、作り手として熱狂し、それを今度は家族や友達に伝播させていく。
より多くの熱狂を集める作品=大ヒット作品
となるわけだ。
「一つ目」は誰しもが持っているが、気づきにくい。
「二つ目」は努力しないとなかなか手に入れることができない。
CODE FRIENDSでは、プログラミング、プランニング、デザイン、プレゼンテーションの4つを柱として、まさにこの「二つ」をフレンズ(生徒)たちに習得してもらうべくカリキュラムを作っている。
そして一旦熱狂が生まれると、それが渦となり、人はどんどん引き込まれて、その渦は大きくなっていく。自分で作ったもので熱狂の渦を生むことができたら人生でこんなに楽しいことはない。
熱狂はだれにでも生み出せるチャンスがある
CODE FRIENDSでは、「一つ目」も「二つ目」も積極的に子供たちに教えていきたいと思う。
熱狂の渦を一人でも多くのフレンズ(生徒)が生み出せるようになることを期待して。